22歳女性バレエダンサー
3歳からバレエをスタートして現在バレエ団に所属してるけど、でっ尻で下半身が太く、腰が反れてしまい上半身が使えないと来院。
まず立ち方を見ると、なるほど!かなりお尻は突き出て、太ももとふくらはぎがパンパン、腰が反り腰、下半身だけで踊ってきた感じでした。(日本人ダンサーにはとても多い傾向です)
触診すると、お尻は硬く、太もも(特に四頭筋)はカチカチ、ふくらはぎはパンパンな状況でした。
まずは筋肉と癒着の多い筋膜を剥がして、ドロドロに溜まった水分を飛ばすため3時間の時間をいただき治療に入らせていただきました。
最初は筋膜の癒着を剥がす治療、動きが出てきたところでオイルを使い下半身中心のメディカルマッサージ。かなり手強いと思われましたが、年齢も若く素直に僕のアドバイスを受け入れていただいた為か、1度でかなりの改善が見られました!
治療が終わり立ってみてと伝え、ベッドから降り立ってもらうとスーッとまっすぐな姿勢で立て、本人も「骨で立ってるよう!」と驚いてました!
無駄な筋肉の引っぱりもなくなったので動きも最小のエネルギーで動けるようになり、とても伸びも感じられ線がまっすぐになりました。
このように固まった筋肉の状況でレッスンを続けても、ある程度のレベルに達しているのなら身体の環境を改善維持する事もレッスンと思ってください。
以後週1回のペースで1回3時間メンテナンスを継続しています。
20年近く続けてきた癖を改善しなければ身体の状況は戻ってきますので、ベストなコンディションでレッスンを続け、癖を取っていくのが重要です。
お尻が固まりでっ尻の人に骨盤を立ててとアドバイスしたところでお尻を中に入れる事はできないのです。
バレエは解剖学的にもとても素晴らしい、究極の芸術だと思います。
日頃のメンテナンスをシッカリおこない、バレエを楽しんでください。
院長 高橋博光
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