空 治療院にはバレエダンサーが多く来院されます。
バレエ特有の痛みや、先生に肩を下げて!肩甲骨を意識して!外の力を抜いて!お尻を締めて!などとアドバイスされ意味はわかるけど、意識しようとしても意識ができないで悩んでるダンサーも多いです。
症状としては
1位 股関節、鼠蹊部の痛み
2位 ハムストリング、ふくらはぎの肉離れ
3位 足首、足の裏の痛み
4位 腰痛
5位 肩甲骨を動かしたい
6位 柔軟性をアップさせたい
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などが症状としては多いです。
ランニングの症例と重複しますが、まったく同じことが言えます。
ほとんどの場合「かたちや高さにこだわり深部の筋肉を使えてない」「練習量とメンテナンス量のバランスの悪さ」が原因で障害が発生しているケースがとても多いです。
何のダンスでもスポーツでも同じですが、例外(骨格的、個性)を除いて、基本となる筋肉の使い方やホームを崩して足を高く上げたり、ピルエットを回ったところで、使うべき筋肉は強くならないばかりか、いつまで経っても本当の柔軟性はできません。
バレエはとても繊細に筋肉を使うので、外側の筋肉がパンパンの状態では深部の筋肉を意識すなんてできないのです。
練習をしないと上達しない!と言ってレッスン量ばかり増やしても、身体は疲労し、筋肉はパンパンになり、関節も硬くなり、これではいつかバランスが崩れて大きな壁にぶつかり、最悪はリタイヤするケースも少なくありません!
日本人は根性論はとても大切な事ですが、練習量とケアーのバランスがとても大切です!
(練習→ストレッチ→メンテナンス)
ストレッチやケアーも練習と思う事が重要で、この流れを実践する事で目標となるゴールは最短で到達できます。『逆にケアーをしなければ上手くはなれません!』
「足を上げて!」「背中を張って!」「肩を落として!」などとアドバイスだけをしても筋肉が硬かったり、関節の可動域が少なかったりしたら、そうしたくてもできません!これは治療を重ねれば意識ができるようになります。
「動かないものを一生懸命に動かそうとしても無理な負荷が掛かり壊れてしまいます」
ゴールに向かうには効率よくレッスンを重ねる事が近道ですので、バレエを楽しんでる方、また指導者は是非、自分の身体のケアーを大切にしてください。
精神は若くても身体はストレスを溜めて疲れ果ててることもあるので身体の声に耳を傾ける事も大切です。
「身体は消耗品です!」
今後、日本人ダンサーが世界で活躍するためにはバランスの良いトレーニングができるかが重要な鍵になるでしょう!
2014
12Jan
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