29歳女性バレエダンサー(バレエ治療、ダンサー障害)
踊っていて仙腸関節を痛めたと来院したバレエダンサー。
元々右骨盤が上がっていてピルエットのバランスに左右差があるので普段から整体やピラティスなどで身体のケアーをしてるけど、その時は良くなるが持続性がなく直ぐに元に戻ってしまう。
検査をすると、幸い足の長さはそれほど気にならないが、腰方形筋、中殿筋の緊張が右側がかなり強いために骨盤が持ち上げられている感じになっている。その影響でハムストリングにも疲労が蓄積され柔軟性が減少してターンアウトが弱い。
おそらく得意な部分だけを使って来たので使えてない筋肉がドンドン硬くなり仙腸関節周囲の靭帯を引っ張り続け、突発性の外部の衝撃を吸収できずに仙腸関節に痛みが発生したのだと思う。
はじめ痛みの部位が特定できなかったので、緊張の強い周囲の筋肉をゆるめ、体液を散らしていくと、痛みの部位がハッキリしてきたので痛みを主張する仙結節靭帯の筋膜矯正を施すと、痛みは半減。今回の痛みについては5〜6回ほどの治療で改善できると思うが、彼女は繊細な動きと常に追求してるので根本的な改善は深層部の筋肉の意識レベルを上げていき使い方を矯正しないと疲労の蓄積と共に再発の可能性も考えられます。
現在治療を継続中です。
2014
02Feb
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