61歳女性Wさん
若い頃は体操でオリンピック候補まで進み、結婚して引退し、選手の育成と家庭の両立!
50歳で指導者としても引退し、身体を動かす事もなくなり筋肉が落ちてしまい、過去の栄光は跡形もない!
5年前より膝と股関節が痛くなり病院に行き検査!
「もう少し悪化したら人口関節だよ!」とドクターに宣言されて!なんとか自分の骨で生き抜きたいと来院されました。
身体をチェックすると、筋肉は硬くなり筋肉量も無い、幸い柔軟性は人並み以上はあるが、おそらくこのバランスの悪さが裏目に出てるのだと思う。過去の栄光で柔軟性はあるが、その柔軟性を支えるだけの筋力が無いために関節に負担がかかる。この積み重ねにより軟骨がすり減り関節が壊れ始めたのであろう!
余談ですが、先日デパートのエスカレーターに乗るのに苦労してるお年寄りと、更に年配っぽいけど元気にサッサッと乗り降りする友達であろうおばあちゃんが「あんたは運動しないからダメなのよ!」と喝を入れてた場面に遭遇して、確かにその通りだと改めて確信しました。
歳と共に衰退速度は速くなり筋肉を維持するにはそれなりの努力が必要です。ましてや歳をとってから筋肉を作るにはかなりの決意と努力が必要です!ですから若い頃からの良質の筋肉を蓄える事が大切なのです。貯筋を維持するのはそれまで習慣化されたことを続ければ良いだけですから。
話を戻しますが、Wさんとはそんな話をしながら筋力強化の必要性を納得していただき、固まった筋肉をほぐして、筋膜の癒着を整復しながら筋トレをして、ストレッチをすると歩いたりしゃがんだりが楽になりました。
週に1回のペースで4ヶ月、トレーニングと治療を続けていますが今では階段を下っても痛みは無く、ジャンプまでできるようになりました。
来週からウォーキングにもチャレンジします!
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