どちらも「リリース」をするという意味では同じですが、ターゲットが筋肉になるのか、筋膜になるのかということです。
リリースとは解放する、解除するとかの意味がありますので、これまでの生活習慣の中で絡まったり、癒着したり、硬結ができてしまった、筋肉や筋膜の線維を解放して正常な状態を取り戻し「着心地の良い洋服」を着せてあげることにより、身体の不調を改善させる手技になります。
筋膜とは筋と付いてるので筋肉の膜に限定されがちですが、実は、骨、内蔵、血管などにも膜はあり、全てをあますこと無くカバーして、全てがつながり合っています。そんな構造ですので、どこか一カ所に異常が発生すると全体が異常な方向に引っ張られてしまい正常な動きを阻害します。
「筋膜に異常があればほとんどの場合、筋肉にも異常が発生し」また「筋肉に異常があれば、筋膜にも異常が発生してしまいます」ので、
どちらかだけに着目し過ぎても症状は改善されませんので、筋肉と筋膜はセットで治療しなければなりません。
以前は筋膜なんて無視をされて筋肉だけしか着目されてましたが、研究を進めると、筋膜には神経分布も多く、三次元立体構造をしてるので、どこかで異常が発生すると、そこに引っ張られて姿勢がねじれたりします。そのまま身体を使い続けると当然、筋肉や骨格も偏っていきます。
ストレッチをしても皮膚がツッパるような感じで伸びないなぁ~?運動してもバランスがわるいなぁ~?と感じたことはありませんか?
それは筋膜がどこかで引っ張られてる可能性が多きのです。
その他、内蔵系やストレスなどからも筋膜は異常を発生しますので、広い角度から診ていくことが重要だと思います。
「今、その方にとって何が必要なのか?」を提供することが役目ですので、他の治療院や病院と連携を取り、必要であればご紹介もさせていただきます。チームとして向き合っていきたいと考えております。
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