痛み、ゆがみ、疲れが取れない、重い、むくみなどの症状は、筋肉や筋膜の異常信号の場合が多いです。(もちろんそれ以外の原因もありますが)そこから複雑な身体の異常へと発展することもあります。
筋肉に影響があれば、筋膜にも影響が及びます。筋肉と筋膜はセットとして考えてください。
そして筋膜における神経分布はとても多く、異常を敏感にキャッチして報告してくれます。
筋肉や筋膜が原因で異常を発してる場合は、筋肉の復元はもちろんですが、それを包んでいる筋膜を復元させなければ、症状は良くなりません。両方の治療ができてこそ早期回復に導けるのです。
筋膜治療の代表的な例でいえば肉離れですが、肉離れは横に裂ける「横断裂」と、線維に沿って裂ける「縦断裂」とに区別できますが、横断裂の場合は回復にある程度時間が必要ですが、縦断裂の場合は裂けた筋膜を皮膚の上からアイロンを掛けるように圧着させるようにリリースしてあげると、線維同士が正常な状態に結合して劇的に変化し、早期に動けるようになります。この処置が悪いと切れた部位が硬結となり、その固まりが原因で筋肉の自由を奪い、肉離れを繰り返す結果となります。(肉離れの治療はちょっと?かなり?痛みを伴います)病院に行くと安静を指示されますが、多少痛い程度で頑張って動かさないと、周囲の組織が癒着を起こし、中はグチャグチャの状態で修復されることが多いです。何のケガでも、可能な範囲で動いてた方が結果的に治りは速いです(もちろん安静も必要な時もありますのでその判断を間違えないことが重要です)
身体の中の凝りとか、動きの悪さは筋肉と筋膜をシッカリとリリースできたら身体は楽になります。
身体のゆがみも、矯正でボキボキと修復したところで、一瞬は良くなりますが戻りは速いですし、繊細な方は矯正により反応が起きてしまい大脳が異常な指令を出してしまうことがありますので、リスクは高く、僕は一般的なボキボキ矯正はやりません。時間は掛かりますが、ゆっくり筋肉のバランスを整え、自然なかたちでバランスを回復させる方法をおこないます。
ピチピチの総タイツを着てるよりも、ある程度のゆるみがあった方が身体は楽に動けると思いませんか!
2013
24Jul
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