35歳女性ランナー
エステサロンを経営し普段はあちらこちら忙しく飛び回り、毎朝10キロはランニングをするというエネルギッシュな女性。
運動不足を感じて友人の誘いで5年前からランニングをスタート。
2年前にホノルルマラソンに初挑戦!
そして今年初の東京マラソン!
自己ベスト4時間07分!
月間走行距離200キロ。
そんな現在の状況。。。
フルマラソンを走るようになってから膝の外側が時々痛くなり、整体に通いちょっと休養すると痛みはなくるという生活を2年間。
歩き方をチェックすると、、、なるほど最後の踏み出しが足の親指(母子球)を使えていない。
このため特に右側は脚の外側に体重がかかり、外側ばかりに負担が掛かってる状況でショパール関節、リスフラン関節も動きがないので足の裏の筋肉をシッカリ使えずに、ベタ足状態でアーチも落ちてきている。
硬く硬直した足の裏の筋肉をゆるめて足関節や、足の各関節の動きを改善して動きやすくしてから歩き方の指導。
足裏の動きが良くなったこともあり母子球を使えるようになった。
痛みは初回で20%程改善できたが、これだけ筋肉がピーンと張り癒着を起こしてる状態では、週1で治療をして2ヶ月くらいは必要だと思います。
そしてちょっと痛くても正しい歩き方でウォーキング、軽めのジョギングをして足を動かすことが重要です。正しく動かすことによって癒着を防げます。
しかし足の裏の問題は大腿部や股関節や骨盤にも関わりが深いのが現状です。
この方も大腿部外側がものすごい緊張でお尻もパンパン!股関節が詰まって、腸腰筋が萎縮して股関節の動きが悪い環境ですので、足の裏の改善とともに徐々に上部に治療を進めなければ、走っても軸を取れずに同じことの繰り返しになります。
仮に1歩を1メートルとして→10キロ走るには1万歩=片足5千歩
体重の3倍以上の衝撃が5千回加わることになりますから、この衝撃を効率よくエネルギーに変えて走らなければ、足は悲鳴をあげてしまいます。
走り終わったら、ちゃんとストレッチをして、使って硬くなった筋肉を伸ばして老廃物を流し、定期的にメンテナンスをしてアライメントを崩さないようにしなければなりません。そして靴の手入れも大切です。ソールが減った状態でこれだけの衝撃を足は吸収するわけですから、ちょっとのソールの偏りが関節や筋肉にとっては、大きな負担になるということを忘れないでください。
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