26歳女性バレエダンサー
足の甲と膝が痛くてジャンプができないと問合せがあったのですが、電話で症状を聞くと腫れもあり、かなり痛むという事で脱臼骨折も考えられましたので、先ずは病院に行って来るようにお願いし、それまではアイシングの徹底で炎症を抑えましょうと指示を出し、病院での検査後に来院されました。
やはり軽い第ニ中根中足関節(足の甲の部分)の脱臼があったみたいで病院で整復してもらい、数日後治療院に来られたのですが、アイシングも頑張ってもらえたみたいで腫れもかなり引いていました。
この部位はジャンプを繰り返したり、走ったりする人に多い障害で、着地でリスフラン関節(足の甲の部分)に負荷が多く掛かる事によって関節を痛めることが多い症状です。
彼女は2ヶ月後の舞台に向けてリハーサルが始まってるので早めに復帰したいと焦ってる様子!(気持ちはわかるけど)
病院での関節の整復により痛みは軽減されていたので、早く復帰するには壊れた関節包と筋膜の整復が必要でしたので、かなりの痛みを伴いますが、頑張っていただき整復も完了!
おそらく脚の疲労が蓄積されて外側に重心が乗りだして足に負担がかかり故障したのだと思います。膝については二次的な障害でしたので、脚の外側ラインの筋膜を治療したら痛みはなくなりました。
治療後は痛みを逃がす動き方を伝授し、ちょっと痛いくらいのところで負荷を掛け過ぎずに動いてもらってます。痛いからといって動かなくなると組織の癒着が激しくなり治りが遅くなりますので的確な指示のもと動く事を心がけましょう。
2週間でなんとか復帰を目指して治療とリハビリに励んでいます。
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