27歳女性(趣味でバレエ&ピラティスをやっている)
股関節を曲げると詰まるような?刺さるような?痛みで悩んでると来院。
OLをしながら週に3回バレエ、週に2回ピラティスと仕事とレッスンで多忙な毎日。
検査をすると、お尻とハムストリングに動きがなく、鼠蹊部を押すとかなり痛みの出るポイントがありました。そのため股関節に過剰な負担がかかり筋膜にねじれが発生していたので、まずはお尻をゆるめ、ハムストリングをゆるめ、癒着を剥がしてから痛みの強い鼠蹊部のポイントを押し込み環境を整え、ねじれを整復することにより痛みはかなり軽減しました。
疲労が蓄積され筋肉の可動域が制限されてる状態で一生懸命レッスンしても理想的な動きはできなくなり細かな組織に負担がかかり痛みが発生してしまいます。
彼女にはストレッチの指導と最近流行ってるテニスボールやストレッチポールでの筋膜ストレッチを伝授してレッスン後実践してもらう事にしました。
テニスボールまたは野球の軟式ボールでお尻をグリグリ!ハムストリングをグリグリ!腰をグリグリ!するだけでも表面の筋膜は若干ですが整います。これをストレッチと組み合わせる事でセルフケアーとしてはかなり上級者になりますので、みなさん是非実践してみてください。
注意!やりすぎると次の日筋肉痛的な痛みがでますので程々に毎日コツコツ続けましょうね!
そして、ダンスやスポーツを一生懸命されてる方は2週間に1度の身体を調整する時間は必要だと思います。
年齢と共に疲労した組織は自然治癒力だけではノーマルの状態に戻れなくなります。一人一人の活動の目標やレベル、生活環境にもよりますが40歳くらいを境に色々な障害が発生するケースが非常に多いです。これがそれまでのメンテナンスが悪いとかなりやっかいな状況です。何度も申し上げますが練習はストレッチやメンテナンスを含めて練習が完結される事を忘れないでください。
少しでも長く快適に運動を楽しむ為に、追い込んだ身体はシッカリと癒してあげましょう。
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